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副業を始める前に知っておきたい税金の基本知識

投稿日:2025年04月04日

更新日:2025年04月04日

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この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

働き方改革や物価高騰の影響を受けて、副業を始める方が増えています。副業は本業の収入を補う手段として有効ですが、税務上の手続きやルールを理解していないと、後々思わぬトラブルにつながる可能性もあります。
本記事では、副業を始める前に知っておきたい「税金の基本知識」について、具体例を交えてわかりやすく解説します。

副業が広がる背景と社会的な流れ

厚生労働省が公表している「副業・兼業の促進に関するガイドライン」によると、企業における副業容認の流れは年々進んでいます。副業は、個人のスキルアップやキャリアの幅を広げる手段としても注目されています。
ただし、企業によっては就業規則により副業を制限・禁止している場合もあり、事前に確認が必要です。

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副業と税金の関係 ー 所得の種類に注意

副業で得た収入には、原則として税金がかかります。ただし、収入の内容によって分類される「所得の種類」によって、課税方法や申告方法が異なります。

【主な所得区分】

  • 給与所得:会社やアルバイト先からの給与
  • 事業所得:継続的に収益を上げる業務(例:EC販売、ライター、イラスト)
  • 雑所得:一時的な収入や、副業としての小規模な収入(例:スポットの講演料など)

副業の内容が「事業所得」か「雑所得」かの判断は、税務上非常に重要で、税務署との認識の相違がトラブルになるケースもあります。

確定申告が必要なケースとは?

副業での所得がある場合、一定の条件を超えると確定申告が必要です。

【会社員が副業で確定申告が必要となるケース】

  • 副業の所得(※収入 − 経費)が年間20万円を超える場合

【例】
– 副業収入:40万円
– 経費:15万円
→ 所得:25万円 → 確定申告が必要

逆に、所得が20万円以下であれば申告義務はありませんが、住民税の申告は必要になるケースがあります。

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副業ごとの「必要経費」の具体例

副業で得た収入からは、必要経費を差し引くことができます。正しく経費を把握することで、課税対象となる所得を減らすことができます。
【例:YouTube配信を副業とした場合】

副業収入が年間30万円でも、経費が73,000円あれば、所得は22.7万円となり、申告が必要になります。今回は申告必要な場合ですが、このように計算を行って所得が20万円以下であれば申告不要になるケースもあります。

申告漏れ・無申告のリスク

副業収入があるにもかかわらず申告を怠った場合、ペナルティが課されることがあります。

【代表的なペナルティ】

  • 無申告加算税:納税額に対して15〜20%
  • 延滞税:納付期限を過ぎた場合に日数に応じて加算

また、支払調書やマイナンバー制度により、税務署は収入を把握している場合があります。申告しなければバレない、という認識はリスクを高めるだけです。

ちょっと待って、そのお金は一時的に預かっているだけなので使ってはいけません。

帳簿のつけ方と記録のポイント

副業を始めたら、収入と支出を記録する帳簿をつける習慣を持ちましょう。エクセルや会計ソフトを使えば簡単に管理できます。

【記録すべき内容】

  • 収入の内容・日付・金額
  • 支出(経費)の用途・金額・領収書の有無

帳簿をつけておくことで、万が一税務署から問い合わせがあっても、説明しやすくなります。

おわりに

副業は、正しく税務知識を持って対応することで、安心して取り組める活動です。
「知らなかった」「面倒だった」が、後々大きなリスクにつながることもあります。
これから副業を始める方、すでに始めている方も、今一度「税金」に目を向けて、適切な対応を心がけましょう。

参考資料・引用文献

SMC税理士法人では、金融機関OBや税理士をはじめ経験豊富なプロが御社の円滑な 帳簿・決算書作成 をサポートいたします。お電話やお問い合わせフォームから相談可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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このコラムの著者 : 長縄 龍哉

会計税務を中心に皆様の支援をしております。経営において、会計税務は切り離すことのできないものです。経営の意思決定を行う上で、指標の一つに会計があります。皆様がよりよい経営ができるよう、会計税務の支援を通じて、経営サポートを行うことを心がけています。また、SMCグループは、会計税務だけではなく、様々なサポートを行っております。お気軽にご相談ください。皆様の経営のサポーターとして、尽力いたします。

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