投稿日:2025年04月04日
更新日:2025年04月04日
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働き方改革や物価高騰の影響を受けて、副業を始める方が増えています。副業は本業の収入を補う手段として有効ですが、税務上の手続きやルールを理解していないと、後々思わぬトラブルにつながる可能性もあります。
本記事では、副業を始める前に知っておきたい「税金の基本知識」について、具体例を交えてわかりやすく解説します。
厚生労働省が公表している「副業・兼業の促進に関するガイドライン」によると、企業における副業容認の流れは年々進んでいます。副業は、個人のスキルアップやキャリアの幅を広げる手段としても注目されています。
ただし、企業によっては就業規則により副業を制限・禁止している場合もあり、事前に確認が必要です。
副業で得た収入には、原則として税金がかかります。ただし、収入の内容によって分類される「所得の種類」によって、課税方法や申告方法が異なります。
【主な所得区分】
副業の内容が「事業所得」か「雑所得」かの判断は、税務上非常に重要で、税務署との認識の相違がトラブルになるケースもあります。
副業での所得がある場合、一定の条件を超えると確定申告が必要です。
【会社員が副業で確定申告が必要となるケース】
【例】
– 副業収入:40万円
– 経費:15万円
→ 所得:25万円 → 確定申告が必要
逆に、所得が20万円以下であれば申告義務はありませんが、住民税の申告は必要になるケースがあります。
建設業の方、その見積りで本当に利益が出ていますか?副業で得た収入からは、必要経費を差し引くことができます。正しく経費を把握することで、課税対象となる所得を減らすことができます。
【例:YouTube配信を副業とした場合】
副業収入が年間30万円でも、経費が73,000円あれば、所得は22.7万円となり、申告が必要になります。今回は申告必要な場合ですが、このように計算を行って所得が20万円以下であれば申告不要になるケースもあります。
副業収入があるにもかかわらず申告を怠った場合、ペナルティが課されることがあります。
【代表的なペナルティ】
また、支払調書やマイナンバー制度により、税務署は収入を把握している場合があります。申告しなければバレない、という認識はリスクを高めるだけです。
ちょっと待って、そのお金は一時的に預かっているだけなので使ってはいけません。副業を始めたら、収入と支出を記録する帳簿をつける習慣を持ちましょう。エクセルや会計ソフトを使えば簡単に管理できます。
【記録すべき内容】
帳簿をつけておくことで、万が一税務署から問い合わせがあっても、説明しやすくなります。
副業は、正しく税務知識を持って対応することで、安心して取り組める活動です。
「知らなかった」「面倒だった」が、後々大きなリスクにつながることもあります。
これから副業を始める方、すでに始めている方も、今一度「税金」に目を向けて、適切な対応を心がけましょう。
参考資料・引用文献
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このコラムの著者 : 長縄 龍哉
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