投稿日:2018年10月13日
更新日:2023年03月17日
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目次
日本政策金融公庫の融資は、審査を通る確率が高いのが大きな特徴です。
創業してから数年しか経っていない個人事業主や中小企業も、まだ実績の少ない起業家でもスムーズに融資を受けられる可能性があります。
まだ実績の少ない企業は、収入の不安定さから金融機関からの融資が受け難い傾向がありますが、日本政策金融公庫なら融資を受けられる可能性はあります。
そのほか、次のような特徴もあります。
他の銀行に比べて金利が圧倒的に低いです。これが最大のメリットです。
運転資金なら最長7年。設備資金なら最長20年。
これも日本政策金融公庫のメリットです。低金利と合わせて借入れ条件が非常に有利です。
すべての融資とはいきませんが、無担保、無保証で融資を受けられる場合があります。
ただ、申請ができても後から保証人や担保を求められる場合があります。
日本政策金融公庫では、融資や経営についてアドバイスをしてくれます。
融資を受けるかどうかに関わらず、最寄りの日本政策金融公庫で、専属の税理士や中小企業診断士による経営に関するアドバイスを無料で受けることができます。
日本政策金融公庫の融資を受けた事実が残ることにより、他の金融機関から融資を受ける可能性が高くなります。これは、融資を受けたという実績が残るからです。民間の金融機関も融資の実績のある企業については、審査が通りやすくなる傾向にあります。
返済が難しい場合には、支払うべき金額を圧縮して、返済期間を延長してくれます。
1回のリスケジュールは交渉することができることとなっています。
民間の金融機関の場合、融資実行まで2カ月~3カ月。これに対して日本政策金融公庫の場合、1カ月~2カ月と短くなっています。
銀行が融資したくなる決算書とは?注意すべき4つのポイントこれまで見てきたさまざまな融資。審査の通りやすさをまとめると、次の順序となります。
起業して実績の少ない企業の資金調達の方法としては、やはり、日本政策金融公庫の「新創業融資」と信用保証協会と自治体と民間の銀行の連携による「制度融資」がおススメです。
いずれにしても融資の成功条件は、返済できる計画の元に借入をすることです。
そして月々の返済以上の利益を出すような事業計画を立てて経営をしていくことなのです。
SMC税理士法人では、金融機関OBや税理士をはじめ経験豊富なプロが御社の円滑な 資金繰り をサポートいたします。お電話やお問い合わせフォームから相談可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
このコラムの著者 : 舩田 卓
1972年愛媛県生まれのA型。 愛媛県立松山商業高校卒業後、東京IT会計専門学校に進学。 在学中に税理士試験を全国最年少20歳で合格。 そのまま専門学校の専任講師となり、税理士試験の受験指導を担当。 22年間務めた講師の道から飛び出しSMC税理士法人に入社。