投稿日:2025年04月04日
更新日:2025年04月04日
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本コラムでは、初めて税務調査を受けられる方に向けて調査の重要なポイントを解説し、調査時に確認される書類やチェックポイントについて具体的に説明します。
分類 | 書類名 |
---|---|
基本書類 | 総勘定元帳、仕訳帳、貸借対照表・損益計算書、領収書・請求書、銀行通帳・振込記録 |
業種別チェックポイント | 飲食業:売上帳簿と実際の現金残高の整合性 建設業:請負契約書と工事原価の突合 小売業:棚卸表と期末在庫の一致 |
税務調査官は書類の中で特に整合性に着目します。以下のような点を重点的に確認し、不整合がある場合には指摘される可能性があります。
書類名 | チェック項目 | 不整合の理由 | 疑われるリスク |
---|---|---|---|
売上帳簿 | 売上計上日と入金日のずれ | 期ズレ処理のミス | 売上除外の可能性 |
POSレジデータ | POSレジデータと帳簿の売上の違い | 記帳漏れや過少申告 | 過少申告の疑い |
領収書 | 領収書の業務関連性が不明 | 私的利用の可能性 | 架空経費の指摘対象 |
人件費帳簿 | 人件費の異常増加 | 実態のない従業員の計上 | 架空従業員の疑い |
現金管理帳簿 | 現金残高が異常に多い | 売上未計上 | 現金売上の未申告 |
仕訳帳 | 未払金と仕訳の処理不一致 | 不適切な会計処理 | 架空債務の可能性 |
税務調査では、以下のような指摘がなされることが多く、その際には適切な回答が求められます。
準備項目 | 対応策 |
---|---|
過去の書類整理 | 過去3~5年分の総勘定元帳や主要な書類を整備する |
証憑書類の管理 | 領収書・請求書の紐づけを明確にし、関連資料と整理する |
仕訳の根拠確保 | 取引の背景が分かる書類を保存する |
調査当日の対応
対応事項 | ポイント |
---|---|
事実関係の明確化 | 根拠資料をすぐに提示できるよう準備 |
情報提供の範囲 | 聞かれたことに正確に答え、必要以上の情報を出さない |
事前の模擬調査 | 指摘される可能性の高いポイントを事前にチェック |
税務調査では、売上と経費、貸借対照表の整合性が厳しくチェックされます。日頃から帳簿や証憑書類を適切に管理し、不整合がないか定期的に確認することが重要です。
逆に言えば日ごろから適切な経理を行っていれば税務調査を恐れることはありません。調査官からの指摘に対して適切な説明ができるよう、準備を徹底しましょう。
参考資料
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このコラムの著者 : SMC グループ
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