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カーボンニュートラルとは?概要と税額控除の関係性

カーボンニュートラルとは

投稿日:2023年01月06日

更新日:2023年05月23日

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この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

「カーボンニュートラルって何?」
「新しい家を安く建てたい。」
そういう意見は多いですし、私も同感です。

しかし、安く新しい家を建てるとしても方法が不明だったり、制度の理解が難しかったりします。
そこで、当記事では安く新しく家を建てる方法、省エネ住宅で税額控除をする方法に関して解説していきます。
新築を考えていたり、省エネ住宅に興味を持っている方には特にオススメの記事です。

カーボンニュートラルとは

カーボンニュートラルとは温室効果ガスの排出量と削減量の総合量をゼロにすることです。つまり多く温室効果ガスを排出しても、植林や技術的な方法で温室効果ガスを減らして実質的に0にすることです。

例えば、毎年100トンもの温室効果ガスを出してる場合、100トン分の温室効果ガスを除去もしくは減らすことです。

日本での動き

日本としては2050年までに、カーボンニュートラルを実現させようと官民が一体になって取り組んでいます。
この政策を実行するにあたって、政府が予算を出したり、税金控除を行ったりして実現に向けて努力しています。税制に関しては毎年変化するので要注意です。

向けるための身近な例

カーボンニュートラルを実現に向けた例として、再生可能エネルギーが挙げられます。

  • 太陽光発電
  • 風力発電
  • 水力発電

最近では、企業や家に太陽光発電を設置して、電力を作るための火力発電所の燃料である石油や石炭の使用を減らす取り組みが行われています。

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税制改正により、減税

カーボンニュートラル実現に向けて政府は税制改革を行い、優遇する政策をとっています。優遇される年度や時期が税によって変化するので注意が必要です。

贈与税

親や祖父母などから住宅を建てるための資金を得た場合、贈与税が発生します。ですが、省エネ住宅や一定の性能を満たす住宅を建てる場合、10,000,000円が非課税として扱われるのです。

つまり、贈与税が発生するのは通常基礎控除の1,100,000円を加えた11,000,000円から贈与税が発生します。そのため、親族からの援助や省エネ住宅を建てやすくなります。

不動産所得税

2つ目の税制特例措置として不動産取得税が挙げられます。カーボンニュートラルの政策を実現するため、認定長期優良住宅やそれ以外の認可を受けた場合、課税標準から13,000,000円もしくは12,000,000円の控除が可能です。さらに、不動産取得税を3%に軽減する優遇があります。

注意点としては適用期限が現状では2024年の3月31日となっています。

固定資産税

固定資産税も同様に省エネ性能に優れた住宅を建てる場合、減額措置を得られます。

例えば認定長期優良住宅の場合税額を半分にでき、かつ一戸建て、マンションで5年もしくは7年の優遇措置の取得が可能です。

それ以外の住宅でも認められた場合税額を半分にすることができ、一戸建ての場合3年、マンションの場合5年優遇措置を受けられます。

補助金

カーボンニュートラルの実現に向けて政府は税制優遇だけでなく、補助金の制度を設けています。省エネ対策として優遇がされているので確認が必要。

ゼロエネ住宅補助金 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業

「ゼロエネ住宅補助金ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」の補助金は、ZEH住宅を新しく建てる時や購入する際に受けられる補助金です。

すまい給付金

「すまい給付金」は、収入が政府が定めた数値以下の場合、新築の住宅を購入する際に受けられる給付金です。

受け取れる金額は条件によって変わりますが、省エネ性能が基準の1つに含まれています。つまり、省エネ住宅を購入すると給付金を受けやすいです。

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対象となる住居

税制優遇や補助金を受けたり優遇される省エネ住宅ですが代表例としては、

  • ZEH住宅
  • スマートハウス
  • LCCM

です。

ZEH

ZEH住宅とは年間の1次エネルギーの消費量と削減量の和が0のことを目指した住宅を指します。

断熱性能の改善や効率的な設備の導入、大幅な省エネを実現させた上で、再生可能エネルギーを導入することによって実現させています。

スマートハウス

スマートハウスとはITの活用によりエネルギーを効率よく消費する住宅のことです。ITがエネルギーを管理するため、もし住宅に太陽光や家電がある場合は、それらの設備をネットワーク化します。そのネットワークを介してエネルギー効率を制御しています。

例えばテレビ、冷蔵庫、エアコン、その他の太陽光などの消費量や使用時間などを計測しています。

LCCM

LCCMとはライフサイクルカーボンマイナスの略語です。これは住宅の建設や解体まで含めて温室効果ガス排出の削減を目指した住宅です。もちろん住宅を使うときの省エネも考えられています。

まだ平成21年から始まった考え方で、徐々に考えが広がっています。

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まとめ

新築をできるだけ安く、もしくはできるだけ税控除を受けたいと考えている方は多いと思います。そのため、補助金や最新の税控除に関して知っておく必要があります。

今回の記事で紹介した内容も将来的には変わっているかも知れません。そのため、毎年補助金や税金額の確認が必要です。また、住居によって金額が変わってしまうので必ず自分が建てたい家を確認しましょう。

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このコラムの著者 : 曽根 詩央里

1990年岐阜生まれのB型。 中京大学・大学院に在学中、大原専門学校に通い税理士講座を受講。 大学院卒業後、SMC税理士法人に入社。 実務経験を積み、2017年税理士登録。現在税務の他、先行経営(MAS監査)を通じてお客様の経営支援を行っている。

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