投稿日:2025年04月04日
更新日:2025年04月04日
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暗号資産(仮想通貨)を巡る税務制度は、近年の利用者増加とともに社会的関心が高まってきました。
法人によるトークン保有、個人による投資やNFTの売買など、取引が多様化する一方で、税制上の取り扱いは複雑でわかりにくい状況が続いていました。
2025年度税制改正では、この状況に一部メスが入りました。特に法人にとっては重要な見直しが行われており、内容を正しく理解することが必要です。
【法人の課題】
これまでは、法人が暗号資産を保有している場合、その期末時点の時価評価による含み益にも課税されていました。
これは、まだ売却していない資産に対しても法人税がかかる仕組みです。
【個人の課題】
個人においては、現在も以下のようなルールが適用されています。
2025年の税制改正では、自社が発行した暗号資産(トークン)については、期末評価課税が不要となりました。
つまり、譲渡(売却など)を行うまでは、帳簿上の含み益があっても税金は発生しない仕組みです。
【改正のポイント】
2025年時点では、個人の税制に大きな変更は加えられていませんが、引き続き以下の点に注意が必要です。
■ 法人の例
【改正前】
【2025年改正後】
■ 個人の例
【課税額試算】
暗号資産は投資や事業の手段として広がっていますが、その税務はまだ「発展途上」と言える段階です。
特に個人にとっては負担が大きい制度であり、制度の整備が待たれるところです。
2025年の改正で法人税制には一歩前進が見られましたが、今後の課税制度の変化にも注目しておく必要があるでしょう。
参考資料・引用文献
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このコラムの著者 : SMC グループ
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